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憧れのブランド洋食器、手に入れた時の喜びは格別ですよね。ウェッジウッドの優雅なティーカップ、ロイヤルコペンハーゲンの美しいプレート、イッタラの洗練されたグラス…。見ているだけでうっとりしてしまいます。
でも、同時に「こんな素敵な食器、どうやってお手入れしたらいいんだろう?」「傷つけたり、割ったりしたらどうしよう…」と、少し不安に思う気持ちもあるのではないでしょうか?
特に、普段使いの食器と同じように洗っていいのか、食洗機は使えるのか、どんな洗剤がいいのか…など、疑問は尽きませんよね。
そこで今回は、ブランド洋食器を初めて手にした初心者さんに向けて、大切な食器を長く美しく保つための「基本的な洗い方」について、気になるポイントを徹底解説します!
この記事を読めば、日々の食器洗いの不安が解消され、自信を持ってお気に入りの食器を使えるようになります。
まず知っておきたい!ブランド食器お手入れの心構え
磁器製品は、変色も少なく強度も高いので、日常の手入れは一般の食器と変わりません。ただし、高価な手書きの製品などは、とてもデリケートです。取り扱いには注意しましょう。
基本的な洗い方に入る前に、大切な心構えを3つご紹介します。
「優しく丁寧に」が基本中の基本
ブランド洋食器は、一般的な食器に比べて繊細な装飾が施されていたり、素材自体がデリケートだったりすることがあります。
乱暴に扱わず、「優しく丁寧に」を常に心がけましょう。
汚れは早めに落とす
食べ物や飲み物の汚れは、時間が経つほど落ちにくくなります。使い終わったら、できるだけ早く洗うか水につけておくのが理想です。
公式情報を確認する癖をつける
ブランドやシリーズによっては、独自のお手入れ方法が推奨されている場合があります。
購入時に付属していた説明書や、ブランドの公式サイトで確認できる情報は、必ずチェックするようにしましょう。
基本は「手洗い」|メリットと正しい手順

ブランド洋食器にとって、最も安全で確実な洗い方は「手洗い」です。
特に、金彩・プラチナ彩が施されたもの、繊細な絵付けのもの、アンティーク品などは、手洗いを強くおすすめします。
手洗いのメリット
- 食器への負担が最も少ない
- ほとんどのブランド食器に適用できる
- 細部まで丁寧に洗える
正しい手洗いの手順とコツ
準備するもの
- 柔らかいスポンジ: 食器を傷つけない、柔らかい素材のものを選びましょう。研磨剤入りのスポンジやメラミンスポンジは避けてください。
- 中性洗剤: 食器用の中性洗剤が基本です。研磨剤や漂白剤は避けます。
- 洗い桶(できればプラスチック製): シンクに直接置くと、ぶつけて欠けさせるリスクがあります。洗い桶を使うと安心です。
洗い方
- ぬるま湯(30~40℃程度)で洗うのがおすすめです。熱すぎるお湯は、急激な温度変化で食器を傷める可能性があります。
- 洗剤をスポンジによく泡立て、優しくなでるように洗います。ゴシゴシ強くこすらないように注意しましょう。
- カップの取っ手や、ポットの注ぎ口など、細かい部分は特に優しく丁寧に。
- 一度にたくさん洗わず、一つずつ丁寧に扱うのが理想です。
すすぎ
- 洗剤が残らないよう、流水でしっかりとすすぎます。
拭き上げ・乾燥
- 柔らかい布巾で優しく水気を拭き取ります。けば立ちにくいマイクロファイバークロスやリネンなどがおすすめです。水滴の跡が残りにくくきれいに仕上がります。
- 拭き終わったら、風通しの良い場所で完全に自然乾燥させてから収納しましょう。
気になる「食洗機」|使っても大丈夫?注意点は?
「ブランド食器=食洗機NG」と思われがちですが、実は、最近のブランド食器の中には食洗機に対応しているものも増えています。
食洗機が使えるかどうかの判断基準
バックスタンプ(裏印)や製品表示を確認
「食洗機使用可」のマークがあるか、説明書に記載がないかを確認します。これが最も確実です。
金彩・プラチナ彩の有無
金やプラチナの装飾があるものは、基本的に食洗機NGと考えましょう。高温や水流、洗剤の影響で剥がれたり、変色したりする可能性が高いです。
絵付けの種類
上絵付け(釉薬の上に絵付け)のものは、食洗機で剥がれる可能性があります。
ブランド・シリーズの公式情報
ブランドサイトなどで、シリーズごとに食洗機対応の可否が記載されている場合があります。
食洗機を使う場合の注意点
- 必ず「食洗機対応」を確認してから使用してください。不明な場合は手洗いを選びましょう。
- 食器同士がぶつからないように配置する: 詰め込みすぎず、ゆとりを持って配置します。特に薄手のものや繊細な形状のものは注意が必要です。
- 予洗いをする: ひどい汚れは軽く洗い流してから入れると、庫内での汚れ移りを防げます。
- 洗剤は食洗機専用のものを: 手洗い用洗剤は使えません。また、研磨剤入りの洗剤は避けましょう。
- 低温コースや短時間コースを選ぶ: 可能であれば、負担の少ないコースを選びます。
- 乾燥工程は避けるか低温で: 高温乾燥は金彩などを傷める原因になることがあります。
迷ったら、手洗いを選ぶのが最も安全です。
「洗剤」は何を選ぶべき?
手洗いの場合
食器用の「中性洗剤」を選びましょう。弱アルカリ性や弱酸性の洗剤は、装飾や素材によっては変質させる可能性がないとは言えません。
漂白剤やクレンザー(研磨剤入り洗剤)は、通常の洗浄には使用しないでください(シミ抜きなどは別記事で解説します)。
食洗機の場合
必ず「食洗機専用洗剤」を使用します。ジェルタイプやタブレットタイプなどがありますが、製品の指示に従ってください。
【まとめ】特に注意したいポイント
最後に、大切なブランド食器を洗う際に特に注意したいポイントをまとめます。
- 金彩・プラチナ彩は、食洗機NG!優しく手洗い。
- 急激な温度変化は避ける(熱湯を急に注ぐ、熱いものを冷水で洗うなど)。
- 研磨剤入りのスポンジや洗剤、硬いタワシは絶対に使わない。
- 食洗機OKか不明な場合は、必ず手洗いを選ぶ。
最後に
ブランド食器の洗い方は、基本を押さえれば決して難しいものではありません。「優しく丁寧に」を心がけ、それぞれの食器に合った方法を選べば、きっと長く美しく愛用できるはずです。
お手入れに少し気を使う時間も、お気に入りの食器への愛情表現。ぜひ日々の食卓で、見惚れるような美しい食器たちを、自信を持って楽しんでくださいね!