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1993年から始まり、今回で第30回目を迎えるテーブルウェア・フェスティバル。昨年度は東京ドーム改修工事の影響により3会場での開催となりましたが、今回は例年通り東京ドームでの開催となりました。
私自身、昨年度が初めてのテーブルウェア・フェスティバルであったため、今回東京ドームでの会場が初めてでしたが、全ての出展を見てまわるのに4時間以上かかってしまいました。
盛りだくさんの出展の中から、「洋食器」としての見どころをまとめました。
テーブルウェア・フェスティバル2023|洋食器の見どころ
Galerie de Paris ~パリを巡る~
世界の人々を魅了し続けるフランスのテーブルウェア。
様々なデザインに溢れ、いつの時代も華あり憧れある上質。
人生を豊かにするひとつの方法、
フランス流暮らしの美学”アール・ド・ヴィーヴル“の
エスプリ感じる今のPARISを彩る魅惑のテーブルウェアを、
パリの街を巡り、ショーウインドーを見るよう
お楽しみ下さい。テープルウェア・フェスティバル
プロデューサー 塩貝起志子
今回の特集企画のひとつが「Galerie de Paris ~パリを巡る~」です。総勢12ブランドが展示されています。
ベルナルド、ロールセリニャック、レイノーは前回(第29回)に引き続き、今回も特集企画での展示がございました。また、レイノーに関しては「洋の器への誘い」の展示として「レイノーとスパイスで彩る豊かな食卓」でも展開されています。
アビランドは「紅茶薫るTea Garden」でも別途展示があり、ティーカップテイスティングコーナーではカップの使用もできます。今回注目のブランドの1つです。
ベルナルド
【ヴェジェタル オール】
ヴェジェタル オールは、僅かな色の違いによって金色の葉にそっと命を吹き込んだかのようなデザインのコレクションです。白銀の世界に光る日の光のように、ゴールドとホワイトがウィンターテーブルを華やかに演出します。
前回の展示は「トゥ パリ」というパリの名所が描かれたポップなデザインでしたが、今回は上品でシックなコレクションとなっています。
ロールセリニャック
【ローズ&ライラック】
比類のない高貴な花、雄大で美しい花の女王であるローズと、その甘い香りと何百もの小さな花が自然の再生のシンボルとなるライラックをラグジュアリーでクラシックとモダニティーを融合させたデザインに仕上げています。
今回シックなデザインが多い中、ロールセリニャックの華やかで優美なデザインが際立ちました。足を止めて写真を撮る人もたくさんいらっしゃいました。
レイノー
1849年、フランス・リモージュで誕生した「レイノー」は、白く透明性の高い感器が特徴で、リモージュを代表するブランドのひとつです。純白の輝き、自然な色彩の絵柄、シンプルなデザインが料理を引き立てます。ルイ15世時代に流行した貝殻をモチーフにしたシェイプが、豪華なテーブルを飾る器として再び注目され始めています。「マズルカ」はゴールドラインとトレンドカラー8色を組み合わせることにより、よりモダンなデザインに仕上がりました。「マズルカ」の食卓も色鮮やかですが、既存のレイノー社のコレクションとコーディネートすることで、より華のある食卓を彩ることができます。
色合いがかわいらしいプレートを組み合わせることで、テーブルがより豊かに感じられます。カップアンドソーサーのデザインも特徴的でかわいい。
アビランド
【スタニスラス ブルーグレイ】
フランス ナンジーにあるロレーヌ公スタニスラスによって造られた世界遺産スタニスラス広場の装飾からデザインされたシリーズです。
スタイリッシュな中にもエレガントさとゴージャスさを極めています。
【フュイドール プラチナ】
1912年インドのマハラジャのために製作されたシリーズです。職人の手作業による贅沢なプラチナの木の葉の模様です。
【ベルエポック】
19世紀末のパリが繁栄した華やかな時代を、現代にモダンに蘇らせたコレクションです。
アビランドは3つのコレクションが展示されています。いずれもシックでスタイリッシュなデザインです。格式高い感じがします。
紅茶薫るTea Garden
「紅茶薫るTea Garden」では5ブランドの展示が展開されています。展示のすぐ横にティーカップテイスティングコーナーが設けられており、展示されているブランドの品で紅茶をいただくことができます。
ヘレンド
ヴィエナローズ・プラチナは、ヘレンド伝統の絵柄“ウィーンの薔薇”を、優しいピンクの色で絵付けしプラチナ彩で彩ったエレガントな絵柄です。
プラチナ彩は伝統的な絵柄をスタイリッシュにするヘレンドの魔法。
お部屋の中で、ガーデンで、薔薇の花のテーブルを楽しんで。
ヘレンド定番のウィーンの薔薇に比べて、濃い緑の色調がなくなり全体的に淡く優しい雰囲気になっています。
エインズレイ
エインズレイ紅茶占いティーカップ&ソーサーは、1904年に英国のデザイナーネヴィル・ロス女史が考案し、のちにエインズレイにて制作されました。製造期間は僅か30年弱と短く、総生産数量も僅かな貴重なお品です。紅茶占いとは、ティーカップに残った茶葉の形で未来を占う、19世紀の英国の王侯貴族の間で楽しまれた遊びです。今回の展示は、イギリスの特徴的な6地域の家を再現したティーポットの内、ラベナム地方の家のティーポットとの組み合わせでお楽しみいただきます。
イギリスの家の周りで、妖精たちが占いをして遊んでいる様子を再現しています。
ラベナム地方の家は、中世のイギリスの土地面積の課税から少しでも逃れるために工夫された作りをしています。1階より2階が大きいといった、カラフルな縞模様と曲がりくねった屋根が印象的な、傾いた家が立ち並ぶラベナムの街並み。特にピンク色はこの地方独特なもので、「サフォーク・ピンク」と呼ばれています。イギリス独自の木造建築、「ハーフティンバー」のなかでもラベナムにみる特徴は、とてもシンプルな作りです。
やはりエインズレイのティーポットはかわいいですね。ティータイムに物語を感じます。
アビランド
ガーデンティープッフェをイメージして、ロココ様式の【ルーブシェンヌ】ナポレオン様式の【ヴューパリ】ナポレオン3世皇妃ウジェニーのために作られた【アンペラトリスユジェニー】の3つのシリーズを使いました。
どれもアビランドのロングセラーで世界中で長く愛され続けています。
アビランドからは三種類のシリーズが展示されています。アンペラトリスユジェニーとルーブシェンヌはティーカップテイスティングコーナーで使用することができます。
ティーカップテイスティングコーナー
ティーカップテイスティングコーナーでは、今回展示されているブランドのカップを使用して紅茶を味わうことができます。
紅茶は「ホット・シナモン・スパイス」、「パリ」、「ダージリン」の3種類。
「ホット・シナモン・スパイス」はお砂糖・甘味料不使用なのにとても甘くてびっくり。甘党の方やお子さんでも飲めそうな味わいです。
「パリ」は甘さはないものの、バニラやキャラメルの香りが広がるフレーバーティーでした。
選べるカップは5ブランドから計10種類。
ブランド | シリーズ | 展示 |
アビランド | ルーブシェンヌ | あり |
アンペラトリス・ユジェニー | あり | |
ヘレンド | ウィーンの薔薇 | なし |
アポニー・グリーン | なし | |
POC A POC | ファーンシダ | あり |
エインズレイ | エデン | なし |
バーレイ | ブルーキャリコ | なし |
ブルーウィロー | なし | |
ブルーリーガルピーコック | なし | |
アジアティックフェザンツ | なし |
画像を見てわかるようにアビランドが非常に人気で、私が伺った際にはすべて使用されている状態でした。今回展示もあり、普段手にする機会も少ないためおすすめです。
ちなみに今回私はエインズレイ、お連れ合い様はヘレンドのカップでいただきました。
全体的な所感
昨年に比べて洋食器の展示が多く、実際にカップを使用できるティーカップテイスティングコーナーも嬉しいポイントでした。
出展ブースではアンティークの洋食器を見ることができて満足です。お目当ての品があれば購入しようかと考えていましたが、今回は特にありませんでした。
開催情報
開催期間|2023年1月27日から2月5日まで
開催日 | 開始 | 終了 |
2023年1月27日(金) | 11:00 | 19:00 |
2023年1月28日(土) ~2023年2月4日(土) |
10:00 | 19:00 |
2023年2月5日(日) | 10:00 | 18:00 |
開催期間は2023年1月27日(金)から2023年2月5日(日)まで。例年と比べて少し早めの開催となりました。
開始時間については、通常は10時から、初日のみ1時間遅い11時からとなっています。
終了時間については、通常は19時まで、最終日のみ1時間早い18時までとなっています。
料金|当日券2,500円
種類 | 金額 | 備考 |
入場券(前売券) | 2,200円 | 2023年1月26日(木)まで販売 |
入場券+スペシャルアフタヌーンティー(前売券) | 10,000円 | 2022年11月15日(火)~2023年1月31日(火)まで販売 |
入場券(当日券) | 2,500円 | |
スペシャルアフタヌーンティー単体券 | 8,000円 | 利用日の5日前まで予約可能 ※完全事前予約制 |
オンラインイベント単体券 | 500円 | 1月27日(金)11:00~2月28日(火)19:00の期間内、何度でもサイトへの入場・閲覧可 |
入場料に関しては例年よりも上がっています。前売券は購入期間が設けられているため、確度の高い方は早めの購入をお勧めします。
スペシャルアフタヌーンティーでは、東京ドーム場内の1室「THE SUITE TOKYO」にて、憧れの食器とともにアフタヌーンティーを味わうことができます。こちらは入場券が必須であり、完全事前予約性となっています。
入場券にはオンラインイベント入場用のシリアルコードも記載されているため、オンラインイベント単体券と重複して購入する必要はありません。
会場アクセス
テーブルウェアフェスティバル【公式】さんもリツイートしている以下のツイートをご覧ください。
/#テーブルウェアフェスティバル2023 #東京ドーム へのアクセスのご案内📣
\①JR「水道橋駅」東口
都営地下鉄三田線「水道橋駅」A2出口② JR「水道橋駅」西口
③東京メトロ丸の内線・南北線
「後楽園駅」2番出口30周年を迎える
日本最大級“器の祭典”🍽️#テーブルウェアフェスティバル pic.twitter.com/UlBcIkNRGe— TOKYO DOME|東京ドーム (@tokyodome1988_) January 26, 2023
公式ホームページ
https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/
さらにお得に|イベントの後はチケットでお得なサービスを
テーブルウェア・フェスティバルの開催中はチケットの提示をすることで、東京ドームホテルのレストランでのサービス特典があります。サービス内容は店舗によって異なります。
スカイラウンジ&ダイニング「アーティストカフェ」
「アーティストカフェ」は東京ドームシティ内のホテル43階(最上階)にあるイタリアン料理店です。
チケット提示で対象のアルコール・ソフトドリンクから1杯サービスとなっています。
ダイニング「ドゥ ミル」
「ドゥ ミル」は東京ドームホテル6Fにあるフランス料理店です。
チケット提示で対象のソフトドリンクから1杯サービス(アルコールグラス1杯 50%OFF)となっています。
スーパーダイニング「リラッサ」
「リラッサ」はイタリア語で「リラックス」という意味。ブッフェレストランです。
チケット提示でランチ・ディナーブッフェ10%引き(※入場チケット1枚につき6名様まで)となっています。